ケインズとは

John Maynard Keynes

ケンブリッジ大学卒業。

1919年には大蔵省首席代表としてパリ講和会議にも出席する一方で、

投資活動を行うなどさまざまな顔を持っていました。

1936年に出版された『雇用・利子および貨幣の一般理論』は現代経済学の基礎を築いたと言えます。

1929年の世界大恐慌を経て、イギリスでは失業が慢性化していました。

ケインズ以前の経済学（以下古典派経済学）では、実質賃金が下がれば失業は解決すると考えていました。

しかし、現実には実質賃金が安くても働きたい人々は大勢いました。このように、古典派経済学では失業を説明できませんでした。

そこで、ケインズは失業が発生するメカニズムを明らかにし、古典派経済学とは違う、新しい経済学を誕生させました。それが『雇用・利子および貨幣の一般理論』です。

『一般理論』について詳しく知りたい方は、ブログ『一般理論を読み解く』（工事中、後日公開）へ。