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行動経済学とは何か?
行動経済学は経済学と心理学を融合した学問です。
経済主体の意思決定について分析するとき、一般的な経済学では人間は完全に合理的かつ利己的であると想定します。
一方で、心理学では人間は完全に合理的でもなければ利己的でもなく、その時々の感情や直感に選択を左右されると考えられます。
行動経済学では人間は非合理的であるという心理学的な前提のもと経済主体の意思決定を明らかにすることを目指しています。
行動経済学の代表的な理論にダニエル=カーネマンとエイモス=トベルスキーによって確立した「プロスペクト理論」があります。例えば、人間には1万円をもらう満足度よりも1万円を失う不満足度のほうが大きいという傾向があり、それを理論化したものが「プロスペクト理論」です。
その他にも行動経済学にはさまざまな理論があり、それらの理論は公共政策、マーケティング、金融などを中心に応用されている実践な学問でもあります。
行動経済学を学ぶための書籍
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筒井義郎・佐々木俊一郎・山根承子・グレッグ=マルデワ、2018、『行動経済学入門』、東洋経済新報社。
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